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  • ABOUT Leica | Vol.8「Leitz Phone 1」の多彩なカメラ機能をご紹介 ー フォトグラファー 河田一規

ABOUT Leica|Vol.8

LEITZ PHONE 1 ロゴ

「Leitz Phone 1」に宿るライカらしさについて、ライカに造詣が深いフォトグラファー河田氏が検証。
写真文化を大事に継承するライカカメラと「Leitz Phone 1」について語ります。

「Leitz Phone 1」の多彩な
カメラ機能をご紹介

フォトグラファー

河田一規

Leitz Phone 1

「Leitz Phone 1」には様々なカメラ機能が搭載されている

これまで「Leitz Phone 1」のあれこれを考察してきたが、「Leitz Phone 1」には他にも役立つカメラ関連機能が盛り沢山なので、今回はそのあたりをいくつか紹介してみたい。

タイムラプス
一定間隔で静止画を撮影し、それを動画として観るためのモード。時間が圧縮された早回し動画になる。設定はカメラアプリを立ち上げた後に画面下のメニューで「タイムラプス」を選ぶだけ。そのままシャッターボタンをタップするとすぐに撮影が開始されるが、録画開始/終了時間の指定や倍速(何秒間隔で撮影するか)の設定も可能。例えば60倍速を選ぶと2秒間隔で撮影が行われ、60分の時の流れを約1分にまとめることができる。

シャッター間隔2秒で約2分間タイムラプス撮影してみた。目視ではほとんど動きがないように見える雲が、時間を凝縮するとこれだけダイナミックに動いているのは新鮮だ。

ビデオ/マニュアルビデオ
現代のカメラには欠かせない動画撮影ももちろん可能だ。難しいことを考えず、カメラ任せで気軽に撮りたい時は「ビデオ」を、色調等にこだわりたいときは「マニュアルビデオ」を選ぼう。どちらの場合も動画の解像度やクオリティは設定メニューで変更でき、最高4K/60fpsの高解像動画が撮れる。また、「ビデオ」の場合は設定でAIライブストーリーが利用でき、長時間録画した場合に良さそうなシーンをAIが自動判別し、エフェクトやBGMを付加したショートムービーを自動生成してくれる。同じく「ビデオ」時のみに設定できるAIライブシャッターを使うと、動画撮影中にAIが人物や動物を認識して自動的に写真を撮ってくれる。

ナイトモード
夜景を美しく撮るための撮影モード。暗くて潰れがちな暗所も明るく再現されるので、実際の見た目とはちょっと違う印象になるが、見栄えは良い。手ブレしやすいので、撮影時は「Leitz Phone 1」を何かにしっかりと固定した方が仕上がりが美しくなる。

背景ぼかし
ピントを合わせた部分以外の背景をボカすことで、大口径レンズを絞り開放で撮影したときのような写真にすることができる撮影モード。背景のボケ量はスライダーで調整でき、スライダーを右にするほどボケ量が大きくなる。ピントを合わせる被写体があまり離れていると効果が出ない等の制限事項はあるものの、上手く使えば被写体を立体的に表現することができる。

  • Leitz Phone 1
  • Leitz Phone 1
  • Leitz Phone 1
  • 背景ぼかしを使って撮影。画処理で背景をボカしているわけだが、レンズ由来の光学的なボケ味をシミュレートしているので、思ったより自然なぼけ方になった。ボケ量のコントロール幅も大きい。

以上がこれまで紹介できていなかった「Leitz Phone 1」のカメラ機能だ。この全てを網羅的に使わなければイケナイというわけではもちろんない。ただ、こういう機能が搭載されているということだけでも知っておけば、いざという時や、偶然遭遇した撮影シーンなどで役立つ可能性がある。また、各種SNSをやられている方なら、マンネリを打破するための変化球としてこうしたモードを活用してもいいだろう。「Leitz Phone 1」ユーザーの人はぜひ試してみてほしい。もしかすると新たな表現方法が覚醒してしまうかも知れない。

河田一規

河田一規

1961年、横浜市生まれ。小学3年生の頃、父親の二眼レフを持ち出し写真に目覚める。10年間の会社勤めの後、写真家、齋藤康一氏に師事し、4年間の助手生活を経てフリーに。雑誌等の人物撮影、カメラ雑誌での新機種インプレッション記事やハウツー記事の執筆、カメラ教室の講師等を担当している。