写真家 HIRO EDWARD SATO×女優 杉本彩 トークショー

イベントレポート


ライカ GINZA SIXでは、2023年4月8日(土)に写真展「Aya Sugimoto through the eyes of Hiro Sato」開催中の写真家 HIRO EDWARD SATO氏と展示作品の被写体にもなった女優 杉本彩氏をお迎えして、トークショーを行いました。

お二人の出会いや撮影時のエピソードをはじめ、杉本彩氏が理事長を務める『公益財団法人動物環境・福祉協会Eva』での活動やライカの魅力などをお話しいただきました。その様子をお伝えします。

Interview & text: yoneyamaX




――本日は、ライカGINZA SIXで写真展を開催中の写真家 HIRO EDWARD SATOさんと作品の被写体になっている女優 杉本彩さんをお迎えし、様々なお話をおうかがいしていきます。
ますは杉本彩さんへ質問です。今回の写真展の作品では彩さんとともにたくさんの保護犬や保護猫が登場しますが、彩さんが理事長をされている『公益財団法人 動物環境福祉協会EVA(エヴァ)』について教えてください。

杉本彩さん(以下 彩):私は個人という立場で30年以上、動物愛護活動をやっていまして、その中で徐々に個人の力の限界というものを感じてきました。根本的な問題を改善していくためには多くの人に賛同いただいて、その声を大きなものにしていかなければならないと思い、2014年にこの協会EVAを立ち上げる事にしました。その後公益法人の認定をいただきまして、現在は、国や各自地方治体に政策提言や市民に対する啓発活動として講演などをしています。当協会の運営費や活動費を捻出するため協会のカレンダーを作って販売しようという企画が立ち上がり、その写真をヒロさんに撮っていただく事になりました。

©HIRO EDWARD SATO


――そこでヒロさんに撮影をお願いしようと思った理由はなんだったのでしょうか?

彩:それがですね、ヒロさんから「俺に撮らせて欲しい!俺が撮る!」(笑)という猛アプローチをいただきまして、まあ嬉しいお話でしたので、それならば「ぜひお願いします!」という事になり撮っていただきました。もう8年も前の事ですが、当協会から出た初のカレンダーはヒロさんの撮影によるものでした。

HIRO EDWARD SATOさん(以下 ヒロ):そうですね。8年前ですね。とてもありがたく撮影させていただきまして、僕にとっても記念に残るカレンダーになりました。そしてその流れで今回の写真展にもつながったのです。


――彩さんは、子どもの頃から動物はお好きだったのですか?

彩:子どもの頃からきょうだい同然のような感じで動物達と暮らしていまして、誰に教えられたわけではありませんが、動物はとても感受性が豊かで、心も通じ合うし、信頼関係を育むことができる生き物だなと感じていました。そのような動物が不遇なめにあっているという現実を目の当たりにして心を痛めていましたし、問題を知ってしまうと見て見ぬふりはできないんですね。そして個人で動物愛護の活動をしている間に、どんどんと深くのめり込んでいって…。まさか自分が団体を立ち上げて活動するようになるとは、当時は夢にも思ってはいませんでした。


――子どもの頃、彩さんのそばにいた動物についてお聞かせいただけますか?

彩:まずは、知人からいただいた猫との生活が始まりまして、その後、他の方から犬を預かったりして動物と接することが多くなっていった幼少期でした。
また、時には近所の川に子猫が捨てられているわけですよ。そんな猫を見つけたら保護せずにはいられないので、親に頼んで飼う事になるわけです。その頃から動物の保護活動がスタートしていったわけですね。


――彩さんは子どもの頃から多くの動物達と触れ合ってきたわけですね。今度はヒロさんにお伺いします。
HIRO EDWARD SATOというお名前なのですが、ヒロさんについてお聞かせください。

ヒロ:僕はイギリス生まれ、アメリカ育ちで45年間海外に住んでいまして、去年日本に来ました。それでそのような名前なんです。ヒロと呼んで下さい。


――それでは皆さん、お仕事のご依頼時にはヒロさんでお願いします。(笑)
ヒロさんが写真を撮るようになったきっかけを教えてください。

ヒロ:中学生頃だったか、知り合いに新聞の写真を撮る人がいて、その人からカメラを教えてもらい、カメラへの興味がどんどん湧いていきました。そして親にカメラを買ってもらって、周りの人物ばかりを撮っていました。

彩:人が好きなのね。ヒロさんの性格を見ていて本当に人が好きなんだなって思います。私はとても人見知りで、警戒心が強いんです。ヒロさんのオープンハートに対して逆のクローズハートでして、仕事では積極的に動くように心がけていますが、自分から人に近づいていくことなどほぼないのです。ヒロさんはこんな感じの人なので最初から「なんだこの人は?」と思うくらいガンガンくるんです。(笑)そして気が付いたら友達になっていたという感じです。


――私も同感です。良くわかります。
ヒロさんの好きな被写体や撮影場所などはありますか?

ヒロ:一番好きな被写体は杉本彩さんです。(彩:何にも出ませんよ!)
そして彩さんのいる日本が好きだから日本に引っ越してきたんです。(彩:ほぼ嘘だと思いますよ!)

好きな被写体はポートレートですね。また、ライカでの撮影は外がいいと思いますよ。もちろんスタジオでも使いますが、自然光での撮影が好きですね。今回の写真展でも半分以上が外での撮影ですからね。


――好きな写真家はいらっしゃいますか?

ヒロ:子供のころからアメリカの写真家アンセル・アダムスが好きでした。彼の作品は部屋に飾っていました。僕はモノクロームの世界が好きなんですね。だから彩さんのカレンダーを撮る時もモノクロームで撮影しました。彩さんとも『モノクロームで映画のシーンを切り撮ったような作品』を作りたいと話していました。


――彩さんは、ある意味カラーの世界の人でもあると思うのですが、モノクロームの写真についてはいかがでしょうか?

彩:もちろんビビットなカラーの世界の魅力もあるのですが、私もヒロさんの言うモノクロームの世界観が好きだったので、意気投合しました。モノクロームってアーティスティックでドラマチックですよね。一枚の写真からもその背景にドラマを感じるんですね。私の好きなヨーロッパのモノクローム映画の世界感も大好きですし、ノスタルジックな感じがしますね。

©HIRO EDWARD SATO


――今回の写真展にも確かにそのような世界観はありますよね?

ヒロ:そうですね。僕も一応ヨーロッパ出身なので(笑)。ヨーロッパっぽいものに憧れがありますので、僕の作品はアメリカっぽくないですね。そして彩さんって日本人っぽくないですよね?だからよけいに作品が外国っぽくなるんですよね。その結果素晴らしい作品が出来上がりました。

彩:この作品は衣装も全部自分で調達しましたし、メイクも自分でやりました。コンセプトを考えながら、自分自身もこのような形で参加していくのが楽しかったです。特にこの撮影ではテーマ性が重要なのでそれらも考えながらしっかりとメイクもしました。
ここに登場している動物たちの多くはうちの子なんですね。看取った愛犬たちとの写真が作品として残った事が本当に良かったと思います。私にとっては宝物のような写真なので額に入れて部屋にも飾っています。

©HIRO EDWARD SATO


――そのように飾られると写真家冥利につきますよね?(ヒロ:本当にうれしいです。)
それでは、ヒロさんにとって写真の面白さとはどこにあるのでしょうか?

ヒロ:直接の答えではないのかも知れませんが、僕は日頃から写真を通して人々をハッピーにすることができれば良いと思って撮影しています。僕は悲しいものは撮れないカメラマンなので、人が心地良くなるような写真が撮りたいのです。それはいつも意識して撮っています。今回の写真展の作品も、彩さんが写っているので皆さんハッピーになれますよね。(笑)僕もずっとわんちゃんを飼っていたので動物は大好きですし、とても楽しい撮影でした。


――ところで動物達は撮影時になかなか言う事を聞いてくれないのではないでしょうか?

彩:犬たちは場所が変わっても問題ないのですが、猫たちは自宅から離れ、場所が変わると落ち着かないので、いい瞬間を切り撮るのは大変でしたね。猫はマイペースなので猫中心になり彼らに歩みよるような撮影になりました。


――ヒロさんは、撮影する時に何か意識していることはありますか?

ヒロ:僕はポートレートを撮ることが多いので、撮影前に被写体の人たちとコミュニケーションをとってお互いにリラックスすることが大切だと思っています。

彩:ヒロさんは人の心を開かせるのが得意な人なので、より自然な表情を捉える能力に長けている人だと思います。


―ところで彩さんは、写真はお好きなのでしょうか?

彩:写真は好きです。写真を撮られるのが好きかというとそうでもありません。ただ作品作りの中で自分も参加しながら制作していくのは好きです。自分で本格的にカメラを持って撮影する事はありませんが、最近のスマートフォンは性能が良いので、スマートフォンを使ってまあ良い作品が撮れていると思います。自画自賛ですが、画角などは悪くないと思いますよ。それらは作品撮りというようなたいそうなものではありませんが、インスタグラムに上げていますので、ご興味があればご覧ください。


―今回の写真展でヒロさんが撮影されたご自分と動物の作品についてのご感想をいただけますか?

彩:私にとっては人生の宝物というくらいの貴重な作品を作っていただいてとても嬉しく思っていますし、ヒロさんにはとても感謝しています。ここまで強引に引っ張ってくれなかったら実現しなかった企画ですからね。それから通常はなかなかモノクロームの作品って撮らないですよね?その中で今回はモノクロームの世界で仕上げてくれたのはとても嬉しい事でしたし、愛犬、愛猫との作品作りの作業はとても楽しく幸せでした。

©HIRO EDWARD SATO


―撮影時のエピソードなどありましたらお聞かせ下さい。

彩:今回、外で撮影した作品は、夏の駒沢公園で朝の早い時間に撮ったのですが、犬もいますし、時間の節約の為、現地で自分の周りだけを囲ってもらって着替えをしました。とにかく何が何でもこの短い時間内に良い作品を撮ろうと必死でした。真夏なのにコートを着ての撮影もありましたよね。


―ヒロさんがライカを使い始めたきっかけをお教え下さい。

ヒロ:フォトグラファーが最終的に行きつくのはライカだと思います。でもなかなかライカには手が届かないのが現実だと思います。僕の場合、25年程前に「ライカM6」を手に入れました。その時はやっとライカが買えたんだという気持ちでした。そこからライカにはまっていきました。「ライカM6」はフィルム時代の名機ですよね。

彩:私は映画だと最後のフィル世代の女優だと思うのですが、フィルムの良さとか大変さも一応全部経験しています。フィルムっていいですよね。

ヒロ:その後、「ライカM8」、「ライカM9」、「ライカM(Typ240)」、そして「ライカM10」は飛ばして、「ライカM11」と使ってきています。今回の写真展の撮影は、「ライカM(Typ240)」で行いました。
とにかく「ライカM11」は最強ですね。今ではポートレートだけでなくスポーツも「ライカM11」で撮っています。感度が高いのでコンサートでも使っています。また、テザリング撮影も可能なので、スタジオでも使えます。「ライカM11」は、僕が今一番使っているカメラです。


―レンジファインダーカメラには色々と制限もあると思いますが、使い勝手はいかがでしょうか?

ヒロ:それが慣れちゃうと意外にこちらの方が良かったりするんですね。ライブなんかでも手でピントを合わせた方が速いんです。オートフォーカスだと外しちゃう場合もあるので、マニュアルフォーカスの方が確実ですよね。


―ライカの魅力について教えて下さい。

ヒロ:とにかくライカをぶら下げているとカメラを見てくる人が多いんですね。現場では小さいカメラなのでこれで撮るのかと驚く人と、おーライカだねという人に別れますね。俳優さんでも女優さんでもミュージシャンでもライカを知っている人は、「それライカだよね?」ってそこから会話がスタートして、友達に発展することもよくあります。僕の友達の殆どはライカを通じで出来た友人と言っても過言ではありません。ライカはコミュニケーションツールとしても、役に立っていますのでとても感謝しています。


―彩さんにお伺いしますが、ヒロさんとの出会いはいつ頃どのような形だったのでしょうか?

彩:10年ぐらい前にテレビの番組でお会いしました。ヒロさんはスチールのカメラマンとして現場に入っていたのですが、普通のカメラマンの場合は自分の存在を消し、演者に話しかけるような事はなく、静かに撮影をされるのですが、ヒロさんの場合は全く逆で、個性のある存在感を前面に出し「なんなんだろうこの人」と思うくらいすごく話しかけてくる人でした。

ヒロ:僕はアメリカ育ちなのでその時は彩さんの事を全く知らなかったのですが、お会いしてあまりにきれいな方だったので、写真を撮って皆に自慢してやろうと思い、話しかけていったのです。それから3か月くらい経って彩さんがまたその番組に出演される事になった時に、プロデューサーから電話があり「君は彩さんの大ファンなんだろ?」と言われて「ファン?ファンです!」と答え再度撮影ができることになりました。ここぞと思い、お土産を持って楽屋に挨拶に行き「俺と仕事したら絶対楽しいですよ!」などと馬鹿な話をしながらも仲良くなることができました。僕の場合は、この人と友達になろうと思うと無理やりでも友達になっちゃうんです。でも意外に好き嫌いはあるんですけどね。(笑)


―彩さん、今回のヒロさんの作品のご感想をお聞かせください。

彩:良い表情をたくさん切り撮っていただいて本当に良かったです。今回の写真展には私の知り合いのファッションデザイナーも来てくれて、プロの写真家と自分の作品をよく撮影してくれるのでカメラについても詳しいです。そんな彼女が本当にライカで撮った作品は良いと褒めてくれましたし、優しくソフトにそして良い雰囲気に写っているところが私は好きですね。もちろんライカの名前は知っていましたし、ヒロさんからは何度もお話を聞いていましたが、知人のデザイナーの話を聞いて特にライカのモノクロームの世界の素晴らしさを再認識させられました。色々なカメラで撮っていただいている自分だからこそ、今回の作品の雰囲気の良さは特別に感じるんです。当然ヒロさんの腕があっての作品ですが。(ヒロ:いや被写体がいいからですね)お互いに褒めあっているよね。(笑)


―ところで彩さんは、通常カメラの前ではどのような気持ちで挑まれるのでしょうか?

彩:作品のコンセプトやシチュエーションによってそれぞれなのですが、今回の作品では、自分の中にある、普段はあまり人には見せない部分をカメラで写し出して欲しいなと思いました。スチール写真の魅力は動画では表せない、その人の本質みたいなものを怖いぐらいに一瞬にして切り撮れますよね。私はそこに魅力を感じるんです。私は全てをさらけ出すので、自分の一番良いところを切り撮って下さいという感じです。だから撮影者の感性は凄く重要な要素なので、信頼関係が築ける気の合うフォトグラファーと仕事をしたいのです。


―改めてお伺いしますが、ヒロさんとはどういう人物なのでしょうか?

彩:もちろんアメリカンなイメージですが、結構ナイーブは部分もありますよね。だからフォトグラファーとしてやっていけるのでしょうけど。ズカズカと土足で入ってくる部分もありますが、かなり気を遣う人でもあります。人は見た目だけではわからないですからね。今回のように、人前でのトークショーでもあがってしまう人ですしね。(笑)作品撮りの場合、撮りたい情熱が勝っているからそこはどんどん出てくる感じになるのでしょうね。プロ根性という事でしょうか。
(ヒロ:本当は私も人見知りなんです。知らない人がいると緊張しちゃうんです。)


―彩さん、ライカについてはどうお思いでしょうか?

彩:先ほども話したようにライカは良いカメラだと思いますし、今回の作品にもとても満足しています。これからは撮影していただくカメラを指定したく思います。(笑)(ヒロ:カメラマン指定もよろしくお願い致します。)
という事ですので、今後もヒロさんにライカで撮影をお願いする事もあろうかと思います。

©HIRO EDWARD SATO


―今回の写真展でヒロさんがこだわった点をお教え下さい。

ヒロ:映画のシーンを撮るような感じで一点一点を丁寧に仕上げていった点ですね。とにかく彩さんがモデルとしてパーフェクトだったので、短い時間で作品撮りができました。今回の撮影ですが、これだけのバリエーションがあるのにも関わらす、たったの2日間で仕上げることができました。彩さんはほぼパーフェクトでしたし、動物の動きによる問題とかがあったとしても、ワンカットでたったの20~30枚しか撮っていません。自分でもこのスピードには満足しています。(彩:私のメイクも早かったですしね。笑)とても息が合った撮影でした。


―今回の作品でここを見ていただきたいという点があればお話し下さい。

ヒロ:僕が撮っている動画や、コンサートの写真なんかは知っている人もいるのですが、このような作品も撮っている事を知っていただける良い機会となりました。レコード会社やクライアントの方たちが観てくれてこういった写真も撮るんだって感心されました。
お蔭様で仕事の幅が広がります。
(彩:仕事のオファーが沢山きちゃいますね?笑)いやいや、お仕事お待ちしています。


―それでは最後に今後のご予定をお話下さい。

彩:私は現在京都に住んでいるのですが、ヒロさんからは着物を着て京都で写真を撮らせてくれと去年からずっと言われています。最近は年を重ねていく自分を記録として残していく事も大切なのかなと思っています。
また、コロナ禍で行動が制限され動物愛護団体の活動ができなくなってしまったので、EVAチャンネルというYouTubeを始めたのですが、それとは別に去年の終りぐらいから自分のチャンネルで「Aya sugimoto TV」というYouTubeをはじめました。まだ手探りの状態なのですが、ここでは私がチャレンジしたい事や、ご紹介したいことなどを発信していきたいと思っています。ぜひご登録をよろしくお願い致します。

ヒロ:僕はまだ日本に来たばかりですので、これから仕事の幅を広げていきたいと思っています。僕を日本で成長させて下さい。お仕事お待ちしています。(笑)
そして、彩さんのYouTubeチャンネルも手伝っていきたいと思い色々と企画しています。また、彩さんの撮影で京都にも行きたいですしね。(彩:ヒロさん、京都に来るとまたかというくらい、必ず連絡が来るんです。笑)


―京都の花見小路には、ライカ京都店というストアがあります。フォトギャラリーや、小さいですが畳のスタジオもありますので、お時間がありましたらぜひお越しください。

それではお時間がきましたので、このあたりでトークショーはお開きとさせていただきます。杉本彩さん、ヒロさん、本日は楽しいお話を有難うございました。





HIRO EDWARD SATO プロフィール

英国⽣まれ⽶国育ちの写真家・映像作家。
国内外問わず、ポートレイトをはじめ、コンサートからスポーツまで、幅広い分野で撮影を⾏う。ナチュラルかつ繊細に描写する写真や映像に定評がある。写真は、新聞、雑誌、広告など多くの媒体で使⽤されている。
近年では、ミュージックビデオやコマーシャル、ドキュメンタリー、⾃治体や企業プロモーション動画などの制作にも携わっている。特に彼のドローンを使った空撮映像作品は、⾒る者の感情を揺さぶる美しい作品ばかり。エンターテインメント業界で⻑く培った経験から「遊び⼼」を取り⼊れた撮影は、常に視聴者の興味を引くように作り上げられている。アトランタを中⼼にアメリカでも各地で撮影を⾏った後、2022年から⽇本に拠点を移す。


杉本彩 プロフィール

⼥優、公益財団法⼈動物環境・福祉協会Eva 理事⻑。
幼少の頃から無類の動物好き。10代からモデルとして活動、歌⼿・⼥優と活動の幅を広げた20代、⼀匹の⼦猫との出会いをきっかけに個⼈で保護活動を始める。
その後、全国の⾃治体でのシンポジウムや⼩学校、⺠間企業からの依頼で講演活動を⾏い、全国各地で動物の適正飼養や動物福祉の向上について啓発を⾏う。また、国や⾃治体への政策提⾔、動物愛護管理法の改正では、超党派議連にてアドバイザリーを務める。2014年2⽉に「⼀般財団法⼈動物環境・福祉協会Eva」を設⽴。
翌年2015年2⽉には、公益法⼈として認定される。⼈と動物が幸せに共⽣できる社会の実現をめざし、精⼒的に活動している。