CONNECTION by Leitz Phone 1|Vol.3

LEITZ PHONE 1 ロゴ

独自の表現を生業とする人物に取材。「Leitz Phone 1」を軸に、
それぞれの活動と写真との結びつきや、写真に対する思いを語っていただきます。

撮りたい気持ちが加速する

写真家

松井 文

第三回は、いま期待されている若手女性写真家の松井文さん。ふだんはライカ TL2で作品を撮影している松井さんにとって、「Leitz Phone 1」の登場はかなり刺激的だったようです。今後の作品制作にも大きな影響を与える可能性がありそうな言葉も残してくれました。

「Leitz Phone 1」にはライカのカメラに匹敵する高い描写性能に加えて、スマートフォンという視点から見ても優れた機能やデザインがたくさんあるのだとか。
今回は写真家としての目線、そしてスマートフォン事情にも精通している専門的な目線の両方の切り口から、「Leitz Phone 1」の魅力を語っていただきました。

松井 文イメージ1

黒の表現力の美しさは別格

写真家として21歳でデビューしてから、モノクロのポートレート撮影をメインに活動しています。有名無名に関わらず、世界中の人たちの笑顔を写真に収めることがわたしのライフワークです。作品を通して何か強いメッセージを伝えたいというスタンスではなく、私の写真を見て楽しい気持ちになったり、明るい気分になってくれるのが一番だと思っていて、作品を見た人それぞれの受け取り方に委ねています。

それがモノクロで撮影をする理由でもあるんです。見た人それぞれが、心の中で好きなように色をつけてくれたらいいなって。だから特別なオーダーがない限りは、いつもモノクロで撮影しています。

愛用しているカメラはライカ TL2。軽快に持ち歩けて、その場の空気感や臨場感を雰囲気よく切り取れるカメラとしてこれ以上のものはありません。と、思っていたところに突然現れたのが「Leitz Phone 1」でした。ライカのスマートフォンと聞いただけでライカ好きの好奇心が刺激されました。

写真を撮ってみると、表現力の深みや描写の味わいがライカのカメラそのもの。さらにマニュアル撮影もでき、「Leitz Looks(ライツルックス)」というモノクロ撮影モードが備わっていることにも感激しました。ライカのカメラに匹敵する、くっきりとした黒色を表現できる性能はスマートフォンのカメラとは思えないほど。モノクロで人物を撮影してもライカのカメラと遜色のない仕上がりになります。また夜景も撮ってみたのですが、黒が引き締まった美しい写真が撮れました。モノクロ派のわたしにぴったりのスマートフォンだと思います。

松井 文イメージ2
松井 文イメージ3

じつはスマートフォン販売の仕事にも携わっていたことがあるせいか、スマートフォンを見るときは、ついついスペックまで深掘りしてしまうんです。その視点から「Leitz Phone 1」を見ると、ストレスなくサクサク動く操作感や、本体の幅いっぱいの見やすい大画面ディスプレイ、バッテリーの持ちのよさも魅力にあげられますね。とくにバッテリーの駆動時間が長いと写真をたくさん撮る人にはとてもうれしいと思います。

ライカクオリティの美しい写真が撮影できて、これだけの快適性をもたらすスペックが揃ったスマートフォンは他にはちょっとないかもしれません。近頃はスマートフォンのカメラ性能にこだわるユーザーが増えていると聞くので、そのニーズにもしっかりと応えられる機種だと思います。

ライカのカメラはちょっと敷居が高いと感じている人にも、スマートフォンだったら手にしやすい。ライカのカメラの入門機感覚で手にとってみてもいいと思いますよ。

松井 文イメージ4

レッドドットのパワーは世界共通

わたしがもうひとつ惹かれたところがデザインです。ひと目見るなりライカらしいデザインをしっかりと受け継いでいるとわかり、ライカを持つ満足感が得られる完成度だと感じています。アクセサリーにレンズキャップがあるのも素晴らしいですね。レンズキャップを装着すると、もっとライカのカメラらしいルックスに変身します。ライカファンならグッときちゃいますね。

それから専用ケースにライカのレッドドットがあるのもうれしい! 海外でライカ TL2を使って作品撮影をしていると、ライカのレッドドットに反応してくれる人が多いことにびっくりします。いまは海外渡航がままならない状況ですが、いつかまた海外で撮影できるようになったら、もちろん「Leitz Phone 1」も持っていきます。そのときも街角で「Leitz Phone 1」を使って撮影をしていたら、きっといろいろな人から声をかけられると思います。

日本でもそのスマートフォンかっこいいねってよく言われます。なかにはライカを知らない人にも褒められます。やっぱり多くの人を惹きつける美しいデザインって普遍的なんですよね。

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今後はライカ TL2と共にどこに行くにも「Leitz Phone 1」も一緒、ということになりそうです。ただやっぱりライカ TL2はわたしにとっては作品撮りのカメラ。ライカ TL2は手にするだけで「よし撮るぞ!」と写真家のスイッチが入ります。「Leitz Phone 1」はもっと気楽に付き合えるカメラかな。気楽に撮れるからこそ、何を撮るかはまったく決めないで、気構えることなくシャッターチャンスだと思ったら次々に撮る。そんなふうにいい意味で、力の抜けた写真をフォルダーの中にためていきたいですね。

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新たな作品が生まれそうな予感

写真家のわたしですらカメラを持ち歩く時は少なからず気合いが必要になります。たぶん多くの人が同じように感じているんじゃないでしょうか。

でもスマートフォンなら誰もが肌身離さず持ち歩いているので、思い立ったらいつでもシャッターが切れます。「Leitz Phone 1」を持つと、写真を撮るアクションを起こしやすくなり、そこから写真を撮る楽しみがどんどん広がっていくと思いますよ。

この夏、パラ卓球の日本代表選手たちを撮影する機会に恵まれました。2021年8月には「PARA HEROes展2」というパラ卓球の展示会で作品を発表させていただきました。わたしにとってスポーツやアスリートを撮るのは初めてのことだったので、すごく緊張感があったのですが、彼らの笑顔がとても素敵で印象深く、とてもよい経験をさせてもらったと思っています。自分がステップアップするうえで、新たな世界へ挑戦することはとても刺激的なことです。

もしかすると「Leitz Phone 1」で写真を撮っているうちに、思いもよらない新たな被写体を発見し、そこから新しい作品が生まれるかもしれません。「Leitz Phone 1」はそんな期待さえも抱かせてくれるスマートフォン、いえ、わたしにとってはカメラと呼べるものなんです。

松井 文イメージ7

これからも人々の笑顔だけは撮り続けていきたいですね。わたし自身、いままでたくさんの悩みや困難ぶつかったとき、人の笑顔に何度も救われてきました。だから今度はわたしが撮った笑顔の写真を見てくれる人に元気や温かいを届けたいと思っています。

今はなにより「Leitz Phone 1」を持って、海外への撮影旅に行きたい。まだ行ったことのないクロアチアや、過去に行ったことのあるフランスやイタリアを再訪したい。きっとまた多くの出会いが待っていて、「Leitz Phone 1」のおかげで深まる縁も生まれると思います。その日がいまからとても待ち遠しいです。

松井 文

松井 文

1992年生まれ。21歳でモノクロのスナップ写真をメインに撮影する写真家としてデビューし、23歳で初個展を開き、大反響を呼ぶ。撮影対象はおもに世界の人々、そして笑顔。作品を見る人にも笑顔になってほしい想いを込めてシャッターを切っている。2016年から2019年までコンスタントに写真展や個展を開催。活動の場は国内外に及び、被写体に寄り添った“瞬間の美学”を見事につくり出した作品群が評価されている。2021年にはパラ卓球の日本代表選手を撮影し、作品を発表するなど新たな撮影対象にも積極的にチャレンジしている。

https://www.instagram.com/aya_matsui/