CONNECTION by Leitz Phone 1|Vol.6

LEITZ PHONE 1 ロゴ

独自の表現を生業とする人物に取材。「Leitz Phone 1」を軸に、
それぞれの活動と写真との結びつきや、写真に対する思いを語っていただきます。

自分を高めてくれるモノを選ぶ

モデル/女優

高山 都

第六回はモデル、女優、執筆家、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍している高山都さん。被写体になるばかりでなく、昨年ライカQ2を手に入れてからは、写真を撮ることにも積極的になったそうです。毎日を「丁寧に生きること」を信条にしている高山さんにとって、ライカのカメラや「Leitz Phone 1」が、ご自身のライフスタイルにどのような影響を与え、どんな喜びや楽しみをもたらしているのか、その存在の大きさについて語っていただきました。

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「丁寧に生きること」の本当の意味

モデルや女優、執筆もしながら、ときにはモノづくりに関わるプロデューサーを務めたり、ファッションブランドのディレクターを担ったりとわたしの肩書をひと言で言い表すぴったりの言葉がありません。しいて言うなら、職業「高山都」なのかもしれません。

さまざまな仕事に携わりながらわたしが最も大切にしているのは、自身の生き方やライフスタイルです。それが仕事を含めたすべての軸になり、支えになるものだからです。「丁寧に生きること」をキーワードにして、ここ数年はこの言葉を特に意識して毎日を送っています。

丁寧に生きるとは、素敵な家に住むとか、きれいな食器を使うとか、上手にご飯を作るということではありません。たとえば、ちゃんと人の目を見て話したり、姿勢を正したり、気持ちのいい挨拶をするといった自分だけのルールを決め、生きることに対してちゃんと向き合うことだと思っています。人に対してだけではなく、時間に対しても、モノに対しても同じことが言えると思います。

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最近では「丁寧に生きること」をテーマにした著書を出版するなど、ライフスタイル関連の仕事が増えてきました。そのきっかけは日々SNSにアップしてきたわたしの日常を切り取った写真のおかげもあると思います。自分が思うきれいなモノ、美しいモノも含めて、毎日食べているご飯や、飾っている花、インテリアやファッションなどを自由気ままに発信しているうちに、少しずつ注目されてきたのだと思います。 SNSに写真を投稿する以前からカメラや写真には興味がありました。学生時代には使い捨てのレンズ付きフィルムカメラでスナップ撮影を楽しんでいました。本格的にカメラにのめり込み始めたきっかけは、2012年に公開された映画『女子カメラ』に出演してからです。大学の写真サークルに所属する女子大学生の役を演じるなかで、カメラに触れて写真を撮る経験を重ねることで触発されました。それから高性能コンパクトデジタルカメラを使い始め、昨年11月についに長年憧れていたライカQ2を手に入れ、「Leitz Phone 1」にも出会いました。


少し背伸びをして自分を高めるモノを選ぶ

ライカのカメラは知人や友人にユーザーが多くて、以前にライカのカメラで自分を撮ってもらった写真がとても雰囲気があって、すごく心を動かされたんです。その場所やその時間が作り出す空気感を繊細に写し出し、なおかつ奥行を感じるような引き込まれる写真だったからです。質感や色味についても他のカメラとはレベルが違うと、わたしでもすぐにわかりました。それからですね、いつかはライカを手にしてみたいと思い始めたのは。

「Leitz Phone 1」もわたしにとってはライカの憧れが上乗せされたスマートフォンで、他のスマートフォンとは比べものにならないくらい強く惹かれました。実際に撮影してみると写真の仕上がりはライカそのもので本当に驚きました。特に色味の美しさはさすがライカの描写です。

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「Leitz Phone 1」とカメラを使い分けると、写真をさらに楽しんでいけそうですね。ライカQ2はしっかりと被写体に向き合って撮影するときに活躍するし、「Leitz Phone 1」はどこにでも持ち歩けるフットワークのよさを活かして、レストランで美味しそうな料理を撮ったり、ランニングに携帯してコースに咲いているバラなども撮ってみたいですね。朝露に濡れたバラがとてもきれいなんですよ。

わたしがモノを選ぶときのスタンスとして、必ずいまの身の丈にあっているかを考えます。家具や花瓶といったインテリアは、いま住んでいる居住空間に本当に似合うかどうかを想像します。いくら素敵なモノを手に入れても、使いこなせないと意味がないと思うからです。ちゃんといまの暮らしのレベルやサイズにふさわしいモノなのかを吟味してから手にするようにしていますね。
また無機質なモノよりも人の手のぬくもりを感じるモノが好きです。作り手のぬくもりや気配が漂うモノに惹かれますね。誰かが使ってきた痕跡のあるヴィンテージにも魅力を感じます。

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ライカQ2を手に入れようと決意したときも、本当に身の丈に合っているだろうかと悩みましたが、写真を撮影して発信をする表現者としてレベルアップするためには選ぶべきモノだと考えました。自分を高めるためのものなら少しくらい背伸びをしてもいいと思います。もちろんちゃんと使いこなすことが大前提ですけれど。「Leitz Phone 1」もスマートフォンとしては背伸びが必要かもしれませんが、成長させてくれるモノになると思います。

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ライカのデザインは無機質ではなくあたたかい

ライカQ2を使い始めてから、人物を撮る楽しさに目覚めました。物撮りも楽しくて、前ボケや後ろボケを駆使してニュアンスをつけた写真を撮る楽しさとともに、表現の幅が広がりました。これは「Leitz Phone 1」にも言えることで、従来のスマートフォンでは描写できない美しい写真が撮れるので、表現力を深めることができそうです。
「Leitz Looks」モードで素敵なモノクロ写真を撮るのもいいですね。ライカのモノクロは、モノクロなのにさまざまな色が存在する気配が感じられるんです。モノクロの表現も楽しみのひとつになりそうです。

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ライカQ2も「Leitz Phone 1」も、フィルターをかけたり、撮影後に加工をしなくてもそのままアート感のある写真が撮れるところが素晴らしいですね。撮ったそのままの写真が最も素敵なんですよ。絞りを1.7くらいにして、露出を0.5か-1のアンダーめで撮った写真が最近の好みです。

またライカは工業製品ゆえに無機質なモノだと思いがちですが、ライカのデザインからは人が人のために考え抜いたあたたかみを感じます。決して冷たくはありません。それも大きな特長のひとつだと思います。「Leitz Phone 1」もそのデザインエッセンスを受け継いでいて、無駄のないスマートさも含めてとても好みのデザインです。

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最近趣味が増えました。ランニング、料理、花、写真の他に新たに加わったのが山登りです。モデル撮影の仕事で低山を登り、山中で料理をつくる企画だったのですが、その不便さや不自由さがむしろ面白くて、今年は山登りに行く機会が増えそうです。そんなときにも「Leitz Phone 1」は活躍してくれると思います。花が大好きなので野生の花を撮影するのも楽しそうですね。

写真を撮るからには、いつかは写真展もやってみたい。あるいは飲食店をディレクションする機会があれば、メニューの写真を撮ってみるのも面白そうです。
写真は第一印象からインパクトを与える表現方法であり、人の行動を促す力があるものなので、突き詰めるほど面白さが見出せる気がします。日々の記録のためだけではなく、誰かの心を動かす表現のひとつとして、ライカを上手に使いながらこれからも写真に対して丁寧に向き合っていきたいですね。

高山都

高山都

1982年生まれ、大阪府出身。ライフスタイルモデル、映画・ドラマ・舞台に多数出演する女優、またラジオパーソナリティなど幅広い分野で活躍。自身のライフスタイルのスタンスを語った著書に「高山都の美食姿」(全4巻)がある。またインスタグラムでは「♯みやれごはん」と題して日々のご飯を紹介している。趣味はカメラ、ランニング、料理、花、山登り。

www.instagram.com/miyare38