作品展「YUKI TSUJI KA-化」
ライカGINZA SIXにて2023年8月22日まで開催
ー 華道家 辻雄貴 ー
NYカーネギーホールでのパフォーマンス等、世界を舞台に活躍し、日本の自然観/美意識を追い求める華道家 辻 雄貴氏は、作品展「YUKI TSUJI KA-化」開催にあたり、人間と自然の調和をいけばなの本質と捉え、「モノの気 (け)/ 気配」をLeica SL2-Sで切り撮った作品群を生み出しました。
今回の作品展のテーマになっている「化」に込められた想いについて、語っていただきました。
「花(はな)」の裏には、「化(ばけ)」ものが潜んでいる。 日本語では、一音、一字が多重、二重な意味を持ち、「モノ」には「モノの気 (け)/ 気 配」が在ります。私たちが対峙/相対するすべての現象やモノの気に多様性をもたらすのは、人の美意識と、根源的な想像性。それは生命の再発見であり、感性 による意味掛けや見立て、フレームワークは、幻を現実に変えます。それは、地中 深く眠る2000年前の朽ち果てた神代杉を掘りおこし、蘇らせることであり、600年生きた盆栽が枯れた瞬間、死する盆栽の価値が変容する自然観。華道家 辻雄貴がいける「KA-化」の気(け)モノを写真家 池原和がここに獲えます。Leica SL2-Sで覗く漆黒の闇に、瞬時性と永遠性を同時に捉え、モノが「KA-化」する現実と虚像の間(あわい)に立ち顕れる生命に触れます。
華道家 辻 雄貴 / Yuki Tsuji プロフィール
カーネギーホールでのパフォーマンス等、国内外で活躍し、世界を舞台に日本の自然観/美意識を表現する華道家。
建築、デザイン、舞台美術、彫刻、プロダクトデザインなど、既存の枠組みを超えて、人と建築と植物の関係性を新たに再構築する空間表現を創造する。
作品展「YUKI TSUJI KA-化」情報
https://store.leica-camera.jp/event/event_ginzasix_yukitsuji
【My Leica Story】辻 雄貴
https://store.leica-camera.jp/contents/myleicastory_yuki_tsuji