【ライカGINZA SIX】辻雄貴 作品展「YUKI TSUJI KA-化」開催 / ライカGINZA SIX
ライカGINZA SIXでは、NYカーネギーホールでのパフォーマンス等、世界を舞台に活躍し、日本の自然観・美意識を追い求める華道家 辻 雄貴の作品展「YUKI TSUJI KA-化」を4月14日(金)より開催いたします。
本作品展では、華道家 辻雄貴が人間と自然の調和をいけばなの本質と捉え、「モノの気 (け)/ 気配」をLeica SL2-Sで撮影した作品12点、大型パネル作品1点を展示します。
作品展概要
作家:華道家 辻 雄貴
タイトル:YUKI TSUJI KA-化
会期:2023年4月14日(金)-2023年8月14日(月)
会場:ライカGINZA SIX
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 5F Tel. 03 6263 9935
「花(はな)」の裏には、「化(ばけ)」ものが潜んでいる。 日本語では、一音、一字が多重、二重な意味を持ち、「モノ」には「モノの気 (け)/ 気 配」が在ります。私たちが対峙/相対するすべての現象やモノの気に多様性をもたらすのは、人の美意識と、根源的な想像性。それは生命の再発見であり、感性 による意味掛けや見立て、フレームワークは、幻を現実に変えます。それは、地中 深く眠る2000年前の朽ち果てた神代杉を掘りおこし、蘇らせることであり、600年生きた盆栽が枯れた瞬間、死する盆栽の価値が変容する自然観。華道家 辻雄貴がいける「KA-化」の気(け)モノを写真家 池原和がここに獲えます。Leica SL2-Sで覗く漆黒の闇に、瞬時性と永遠性を同時に捉え、モノが「KA-化」する現実と虚像の間(あわい)に立ち顕れる生命に触れます。
華道家 辻 雄貴 Yuki Tsuji
カーネギーホールでのパフォーマンス等、国内外で活躍し、世界を舞台に日本の自然観/美意識を表現する華道家。建築、デザイン、舞台美術、彫刻、プロダクトデザインなど、既存の枠組みを超えて、人と建築と植物の関係性を新たに再構築する空間表現を創造する。
写真家 池原 和 Yamato Ikehara
華道家 辻雄貴が生み出すいけばなを軸とした多彩な表現と活動を自身も創作の過程に参加しながら、写真作品を撮り続けている。辻雄貴空間研究所のアートディレクターとしても、辻雄貴の世界観を拡げる表現を追求している。
写真家 関谷 幸三 Kozo Sekiya
1953年生まれ。勅使河原宏らの創作とともに、いけばな写真の分野を築き、撮影を続けている。 物質や光を空間に自身もいけるような作品を撮影する。日本各地でのシャクジ能やNYカーネギーホール、日本アラブ首長国連邦/オマーン外交関係樹立50周年事業など、辻雄貴の創作の中で、若き写真家 池原和と出逢う。関谷の熟年の審美眼から、池原の視線を探る創作は、いけばな写真の伝承の一端を感じさせる。