LEICA SL2

Impression Report by Leica Store Staff

ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/35 ASPH.・1/400 秒 (f / 3.2)・ISO 100・絞り優先・-2 EV

プロフェッショナル仕様のミラーレスカメラ「ライカSL2」は、4700 万画素の35mm フルサイズCMOS センサーを採用し、広いダイナミックレンジ、RGB 各色14bit の色深度、最高ISO 感度50000の高感度性能などにより、光の状況を問わず美しく鮮やかに描写できます。


先代のライカSLからさらに進化を遂げたライカSL2では、イメージセンサーシフト方式のボディ内の手振れ補正機能が搭載されたほか、グリップ性能が向上するように人間工学的にも考慮され、先進の最新機能や性能にさらに磨きがかけられています。特に、新しくなった電子ビューファインダーは、輝度やカラー(色調)、フレームレートの設定をファインダー内で確認できるようになり、0.78倍という高倍率のファインダーも相まってとても自然にそしてより快適に撮影することができます。


今回は、このようにさらに完成度が高まった革新的なライカSL2を、最新バージョンのファームウェア Version 2.0にアップデートして、1億8700万画素での写真撮影が可能な新機能「マルチショット」を試してみました。さらに、これまでの技術的な限界を打ち破る革新的な単焦点レンズ「アポ・ズミクロン SL f2/35mm ASPH.」をはじめとするアポ・ズミクロンSLシリーズ4本(焦点距離35mm、50mm、75mm、90mm)の性能もじっくりと試してみましたので、皆さまにもそのインプレッションをお伝えしたいと思います。 それでは、4本のレンズとともにライカSL2で撮影した写真を、ライカSL2やアポ・ズミクロンSLの特徴などにも触れながらご紹介して行きましょう。


  ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/35 ASPH.・1/400 秒 (f / 4.5)・ISO 100・絞り優先・-1 EV

この写真の建物は、横浜にある記念館です。特別な観光スポットというわけではないので今まで写真に撮ったことはありませんでした。でも、光線状況やアングル、構図などを工夫しながらフレームに収めると、見慣れた建物も普段とは違う一面を垣間見ることができ、それも写真の醍醐味だと実感します。ここでは、アポ・ズミクロン SL f2/35mm ASPH.で撮影してみました。焦点距離35mmの画角には適度な遠近感があるので、建物の周りを覗き込むように木々を入れて絞り解放で手前の木の葉を少しボカし、主題の建物を際立たせるように切り撮りました。


  ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/35 ASPH.・1/125 秒 (f / 2.0)・ISO 125・絞り優先・-2 EV

建物の室内は照明が少なく明暗差が大きいので、写真に撮ると見た目よりも画面全体が暗く沈んでしまいがちです。照明の周辺だけが明るくなってしまうような難しい撮影環境ですが、4700万画素を誇るライカSL2のセンサーはとても階調豊かに再現するので、電球の光が届く範囲が不自然に浮き出ることもなく、影になって黒く潰れてしまいやすい石柵の質感もしっかりと残っています。 


 ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/35 ASPH.・1/800 秒 (f / 2.2)・ISO 100・絞り優先

アポ・ズミクロンSL f2/35mm ASPH.は、その驚異的な性能がMTF曲線からも見てとれるように、絞り解放から高い性能を実現し画面の中央から隅々に至るまでパーフェクトに描写します。この写真は青空のもとで撮影しましたが、レンズ性能が非常にすぐれているので、これからの季節ならではの空気が澄んだ夜に、ぜひ星空を撮影してみたいなと思いました。


 ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/75 ASPH.・1/1250 秒 (f / 2.0)・ISO 100・絞り優先・-1/3 EV

アポ・ズミクロンSL f2/75mm ASPH.をライカSL2につけて、百合の花をビルの合間から差し込む日差しに透かしながら撮影しました。アポ・ズミクロンSLシリーズの単焦点レンズは、ピント面のコントラストは高く、ピントの合っていない背景のボケなどはコントラストが低くなる設計になっているので、写真のような立体感のある描写がとても得意です。特に、75mmは解放からピント面が非常にシャープでありながらもボケの描写は柔らかい特徴があり、ポートレートや花の撮影には最適だといえます。


        

ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/75 ASPH.・1/1000 秒 (f / 2.2)・ISO 100・絞り優先

ところで、被写体と背景の位置を確認しながらフレーミングするようなときには、ライカSL2の大きく見やすいEVFファインダーがとても便利です。また、写真のように細かなピント合わが必要になる場合は、ライカSL2のフォーカスポイントの設定を「スポット」や「フレームのサイズを小さく」に設定して撮るのがおすすめです。


ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/75 ASPH.・1/160 秒 (f / 2.0)・ISO 100・絞り優先・-1 EV

焦点距離が異なる作例をいくつか紹介してきましたが、今度は絞りによる描写の違いもご紹介しましょう。すべての焦点距離で解放f値がf2.0のアポ・ズミクロンSLレンズは、解放からあらゆる絞り値で非常にシャープな描写を実現します。ここでは、絞りが1段違うだけでボケの描写が大きく変わる様子を比較してみました。絞り解放のf2.0では画面中央に向かってボケに変化が見られ、自然と中央に視線が向かうような描写になっています。

  ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/75 ASPH.・1/80 秒 (f / 2.8)・ISO 100・絞り優先・ -1 EV

一方で、f2.8ではボケの周辺と中央の変化がf2.0と比べるとおだやかで、全体的にクリアな印象です。撮影距離や背景までの距離によっても印象は様々に変わるので、皆さまもこのレンズを手にされた際には、いろいろな描写を試しながらご自身の好みの作画を模索してみると面白いかもしれません。


 ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/75 ASPH.・1/640 秒 (f / 2.0)・ISO 100・絞り優先・-1 EV

ライカSL2は、オートフォーカスも素早く正確です。オフィス街にいるスズメが、カメラを構える私に餌を求めて近づいては離れるという動きを繰り返す様子を、アポ・ズミクロン SL f2/75mm ASPH.で撮影しました。ピョコピョコと、すばしっこくて予測しづらい動きをする小さなスズメが被写体ということもあり、中望遠レンズでの撮影はピント合わせに少々不安がありましたが、ライカSL2の高速 AFとダブルインナーフォーカス方式を採用したアポ・ズミクロンの組み合わせなら、しっかりと被写体を捉えることができました。


  ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/50 ASPH.・1/1600 秒 (f / 2.0)・ISO 100・絞り優先・+1 1/3 EV

レンズの性能を試すときには逆光でその描写力を試してみたくなるものです。これは、窓の反射に加えて画角外には夏の強い日差しもある難しい撮影条件下でシャッターを切った1枚ですが、木漏れ日のフレアが最小限に抑えられいることが見て取れると思います。葉の緑色と赤い木の実の色再現も素晴らしく、夏のなかに秋の訪れを感じる1枚です。


  ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/50 ASPH.・1/125 秒 (f / 2.0)・ISO 1600・絞り優先・+1 2/3 EV

なかなかライカSL2でテーブルフォトを撮ろうという人も多くはないかもしれませんが、最短撮影距離が35cmのアポ・ズミクロンSL f2./50mm ASPH.とライカSL2との組み合わせなら、ちょっとしたテーブルフォトも気軽に撮影することが出来ます。レース越しの光で少し逆光気味にしながら、露出補正を明るめにしてブルーの水玉模様に合わせて爽やかに切り撮りました。


  ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/90 ASPH.・1/250 秒 (f / 2.0)・ISO 100・絞り優先・-2 EV

アポ・ズミクロンSL f2/90mm ASPH.には、わずかながら画面を圧縮する効果があります。この特徴を効果的に使うことで、手前と奥にある被写体の大きさを変えずに撮影してにぎやかさのある写真を表現することができます。奥へ向かうにつれてなだらかに変化するボケによって、奥行き感も感じられます。


 ライカ SL2 ・ アポズミクロン-SL 1:2/50 ASPH.・1/60 秒 (f / 5.6)・ISO 100・絞り優先・ -2 EV

Lightroomで歪み補正の機能を使うと、通常なら細部が滲み不鮮明になってしまうことが多いのですが、ライカSL2のマルチショットによる写真は1億超の画素数で標本化されたデータが元になっているだけあって滲みもなく、まるでビューカメラで撮影されたかのような描写です。


ライカSL2はプロフェッショナルユーズにも応えることができる機能が搭載されており、その機能はすべての写真を撮る人にとって有効な機能だと実感しました。優れた機能が多彩なのでこの記事だけではすべてをお伝えすることはできませんが、全国のライカストアではライカSL2を実際に手に取ってお試しいただけるカメラを用意していますので、ぜひ店頭で手に取って体感してみてはいかがでしょうか。  


また、現在「ライカSL2」とライカSL用レンズ「ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.」または「ライカ ズミルックス SLf1.4/50mm ASPH.」をセットでご購入のお客様に、10万円分のJCBギフトカードをプレゼントするキャンペーンを11月30日(月)まで実施中です。ぜひこちらのキャンペーンも活用して、ライカSL2で新しい日常を切り撮ってみてはいかがでしょうか。


「ライカSLシステム ギフトカードプレゼントキャンペーン」


使用機材 ライカ SL2  
ライカ アポ・ズミクロンSL f2/35mm ASPH. / ライカ アポ・ズミクロンSL f2/50mm ASPH.
ライカ アポ・ズミクロンSL f2/75mm ASPH. / ライカ アポ・ズミクロンSL f2/90mm ASPH.

Photo By Y, Leica Online Store


新時代を切り拓いたライカSL の次世代モデル。ライカの新たな象徴となる革新的なミラーレスシステムカメラ

「ライカSL2」は、先進の技術によってカメラとしての性能をさらに向上させるとともに、製品としての品質をさらに高めています。加えて、エルゴノミクスデザインをさらに追及し、操作する喜びが感じられるカメラに仕上げています。 操作性の向上点としては、より快適にホールドできるようにしたことや、ライカの他の製品シリーズで定評がある、カメラ背面に3つのボタンだけを配置するシンプルなレイアウトを採用したことが挙げられます。このレイアウトを採用することで、他の製品シリーズとのさらなる統一感を持たせています。また、ボディ内手ブレ補正機構などの最新の機能も新たに採用し、比類なき描写性能を誇るMレンズで撮影する際に、Mレンズの可能性をより一層引き出せるようになりました。もちろん、ライカが製造した歴代のレンズの中でも屈指の性能を誇り、ラインアップの拡充が続くSLレンズでも、より優れた描写を実現できます。 「ライカSL2」は、SLシステムのこれまでの栄えある伝統をしっかりと受け継ぎ、デジタル写真と映像の未来を担う画期的な製品です。

 

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