【ライカ岩田屋福岡店】ハービー・山口 写真展示「HOPE2020-ノクティルックス が描く人々の希望」開催 / ライカ岩田屋福岡店

ライカ岩田屋福岡店では、写真家ハービー・山口氏の写真展示「HOPE2020-ノクティルックス が描く人々の希望」を開催しています。


2020年以降に世界中が経験したこれまでと一変した日々の中で、ファインダーの中に捉えた方々の明日の幸せを祈りながら、ライカM10モノクロームとノクティルックスM f1.0/50mmでハービー・山口氏が切り撮った、同氏の近しい人や街で見かけた人々の作品7点を展示しています。


2020年以降、世界がコロナ禍という時代を経験しました。ポートレイトを撮影する上で私が大切にしていることは、ファインダーの中に捉えた方々の、「明日の幸せを祈ってシャッターを切る」という想いです。そこに今しか撮れないもの、自分しか撮れないものを撮るというモティベーションが重なり自分なりの作品になっていきます。この2年間、私の近くにいた方々、街で見かけた方々にカメラを向けました。それはコロナ禍という時代でしたが、カメラは人々の心の奥底にある人間としての尊厳や、瞳に宿る美しい輝きを写し出していました。シャッターを切ったタイミング、それは将来への希望を感じる頼もしい一瞬でした。

こうして一枚一枚を撮り進めて行くにつれ、私の心の中にも生きる元気が蓄積されていったと感じています。


これらの撮影は全てライカM10モノクロームとノクティルックス50mmの組み合わせで行いました。このレンズの特性であるピント面はシャープでありながら、極めて浅い被写界深度によって、独特の空気感の中に人々の息遣いが感じられます。これからも私たちが持つ写真愛を持続し、それぞれのスタイルを試行錯誤しながら人々の心に届く一枚を残して行こうではありませんか。

ハービー・山口



写真展示 概要

ハービー・山口 写真展示「HOPE2020-ノクティルックス が描く人々の希望」

期間:2021年11月1日(月) - 2022年4月30日(土)
会場:ライカ岩田屋福岡店(岩田屋本店 新館地下2階)Tel: 092-752-1280
※状況により会期・時間が変更になる場合がございます。


ハービー・山口 プロフィール
1950年東京都出身。20代で渡英し10年を過ごす。その間、劇団で役者として100回の舞台を踏み、また、パンクロックやニューウェーブに揺れるロンドンカルチャーを活写して高い評価を受ける。帰国後もアーティストから市井の人々にカメラを向け、ストリートスナップという手法で撮影を続けている。写真の他、エッセイ執筆、ラジオのパーソナリティーもこなすが、テーマを常に「生きる力を与えること」とし、その清楚な作風と共に多く幅広い年代層から支持されている。
2014年のライカ100年記念展「Eyes Wide Open! 100 Years of Leica Photography」では、過去100年のライカの歴史の中から選ばれた世界の140人のライカフォトグラファーの一人として作品を提供している。
著作に 「London After the Dream」、「HOPE 空、青くなる」、「代官山17番地」、「良い写真とは?」、「The Blitz Kids」など。
2011年度日本写真協会賞作家賞受賞、現在 大阪芸術大学、九州産業大学で客員教授